エピソード94:2023年
新しい年になった。2023年である。子どもの頃に想像していた西暦2020年代といえば、車は空を飛び、ボタンひとつで食事が出て来て、人々はピタピタのスーツを着ていた。父親世代にとっては「鉄腕アトムの時代」である。しかしあのアトム、実は黒電話を使っているのだ。結構アナログだぞ。まあ今だに車は地上を走っているし、食事は一から作らねばならぬ。道行く人は誰もピタピタのスーツなんて着ていない。なんか想像していた未来と違うのが残念(?)だ。
他にも卸団地が田んぼばかりだったり、昔の高知駅がそのまんま見えたり。当然駅の裏はなんだかゴチャゴチャした荒れ地のある住宅地が広がっている。私の中でボロい高知駅の記憶はもうほとんどないなぁ。うっすら高架橋から、汽車を見るのが面白かった思い出があるくらい。そういえば昔、とでんの高知駅前の電停は、くねっと曲がった所にありましたよね?あそこにあったヤシの木はどこに行ったんだろ。30年後の高知は、はたしてどんな風景を見せてくれるのか。未来に希望を持って、本年も八彩帖をどうぞよろしくお願いします!
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