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エピソード68:アウトドア

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  今日本は空前のアウトドアブームだ。ひと昔まではアウトドアが趣味だと言うと、「なんか変わった人」みたいな扱いだったのに、今やどうだろう。テレビをつけるとアウトドア特集がこれでもか、雑誌をめくると「今キてるアウトドアコーデ ⭐︎ 」だの「この夏は野外フェスへ GO !」などのコピーが躍りまくっている。そこら辺のショッピングセンターでもキャンプ用品がメイン展示になっているし、洋服コーナーはアウトドアテイスト満載だ。クルマの世界はキャンピングカーが大人気で、入手困難な車種もたくさんあるとか。まーしかしこんなにブームになるとは思わなんだ。根っからのアウトドア人間である私は、かな~りフクザツな気分である。自分が好きなコアな世界が大衆化すると、どうも陳腐なものに思えてならん。どうせ皆「にわかアウトドア」で「おかキャンパー(?)」だろうよと冷ややかに見てしまうのは、自分がひねくれているだけか ⁉︎  だが待てよ。これは我が高知県にとってものすごい勝機ではないか。少し車で行けば山&海&川、その景色は海外にも引けを取らない。豊かな自然と素晴らしい環境が手軽に楽しめる、まさにアウトドア大国高知!県外では、テントがひしめき合い DQN が騒ぐ治安の悪いキャンプ場が問題視されているが、高知でそんな所は無いぞ。今まで数え切れないほどテント泊したが、怖い目や嫌な思いをしたことなど皆無。思う存分良い気持ちでアウトドアライフを漫喫できるなんて、やはり高知は天国ですね♡それに加えて、閉鎖的とは真逆の高知人。知らない人にも気さくに話しかけすぐ友達になれる社交性と、根っからの世話好きというかおせっかいな気質。さあさあ観光客さん、いらっしゃ~い ♪  高知県の観光振興のためにひと言。大事なことだから 1 回しか言わん。「高知県はヨソの真似をするな、そして人任せにもするな。」自虐風自慢が大得意でふるさとを熱愛している高知人なら、その真意が分かるでね ⁉︎

エピソード67:おひとりさま

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 アラフォー独身のこの私。出会いの機会が無かったというより、誰にも相手にされなかった(!)が故のおひとりさまである。当然だろう。美人と誉れ高かった母の娘とは思えない、オカメとヒョットコを足して 2 で割ったような顔。天然パーマぐるぐるの髪の毛は、梅雨を前にさらに激しく巻き上がっている。それだけならまだしも、標準体重プラス数 10kg の巨体。嗚呼、この世に平等の神はいないのか ⁉︎  しかしだ。おひとりさまのこの境遇、私は大変満足している。この容姿と引き換えに手に入れた(?)、自由という素晴らしい宝物 ♪ 何をするにも、なんの気兼ねも遠慮もない。好きな時間に好きな場所で好きなことができるなんて、こんな幸せあるかね♡ダンナとコドモの話題しかないツマラン人もいるけど、そんなのに比べて何万倍も人生が豊かだぞ!  例えばカラオケ。コロナ前はよく行ってた。ドリンクバーのグラスやカップをトレーいっぱいに並べ、ポテトひとつで 5 時間は粘れる。おひとりさまだから人目は全く気にならない。ボカロから演歌まで、 1 人何役もこなして悦に入る。キワどい歌詞もへっちゃら。片手にマイク、片手にタンバリン持って、腰をクネクネしながらサザンとか歌ってみたり。う~ん、気持ち E♪  はたまたお買い物。ぐずる子どもや行方不明になる旦那はいない。心ゆくまでショッピングを楽しむことができる。到底入らないようなサイズの若い子が着るヒラヒラフリフリを胸に当て、鏡でウットリ♡文句を言うものは誰もいない。店員さんの冷ややかな視線も何のその。見るだけ見て、何にも買わずに帰るのがミソですよ。  そんな私がいつか試してみたいのが、ソロキャンプ。アウトドアは好きだけど、さすがに 1 人では心細いのだ。それに私みたいな中年女がテントから顔を出したら、職務質問どころか猛獣狩りでもされかねぬ。あーでも憧れますねぇ、これぞ女のロマン☆  女性のおひとりさま率が全国でもトップクラスの高知県。はちきんパワー炸裂で、おひとりさま街道を猪突猛進しようじゃないか。おまんら、なめたらいかんぜよ!