エピソード45:宝くじ

  もうすぐハロウィンだ。父が母に問うている。『ハロウィンち何ぜ?』母が答える。『カボチャの日』…違う、そうじゃない。ま、高齢者にとってハロウィンとは、そのような認識でしかないのだろう。生暖かい目で見てやろう(^ ^)。先日宝くじ売り場の前で「ハロウィンジャンボ宝くじ」に並ぶ人々を見た。ハロウィンジャンボ、以前はオータムジャンボと呼ばれていた宝くじである。一等ウン億円が当たるとか。そんなお金、想像もつかんぞ!

 なぜか高知県は、人口の割に宝くじの高額当選者が多いらしい。有名な売場としては、NコクスーパーT須店にある「T須ハイパーチャンスセンター」。名前からしていかにも当たりそうだが、これは以前NコクスーパーT須店が「ハイパープラザ」と呼ばれていた名残りである。名前が変わってもう20年以上も経つのに、今だに近所の年寄りは「ハイパーへ行てくる」と言ってるぞ。ちなみにココ、いつも車と人でごった返している。しかも高齢ドライバーが多いもんだから、何度か事故も目撃した。宝くじに当たるより、車に当たる確率の方が断然高いと思われる。お買い求めの際は充分安全に気をつけて。

 あとは、少し話題になったイ◯ン高知店の宝くじ売り場。なんでもロト7か何かで、一度に28億円が出たとか!28億円など、宇宙の果てより未知の世界である。それにあやかってか、店先で記念写真を撮る人も見たことがある。…もっともあそこの売り場は、売り子の態度が(以下略)。

 もしも宝くじが当たったら何をしたいか…せいぜい私たち庶民(もとい貧乏人)の考えることは知れている。「カニやエビをかゆくなるまで食べたい!」とか、「チョコとポテチを10万円大人買い!」みたいに、どうもくだらない使い方しか思い浮かばない。やはり人にはそれぞれ身の丈に合ったお金しか与えられないようだ。

 そうは言っても、大安吉日・一粒万倍日・天赦日などが重なった超吉日には、妙に身体の奥がうずいてくる。ただ冷静に考えると、今まで宝くじに費やしたお金で売り場の建物くらいは買えそうだ。やはりギャンブルはやらないに尽きる(猛反省)。

 




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