エピソード36:「まんが」

  「まんが王国・土佐」というキャッチコピーを、一度は聞いたことがあるだろう。高知は有名な漫画家を多数輩出していることから、その名が付いているのは皆さん周知の通り。まんが甲子園にまんさいなどのイベント、まんが通りやまんが神社(今もあるのかね?)と、まんがに関するものは何でもござれ。県庁にも、まんが王国土佐推進課なる部署が存在するから筋金入りだ。

 実は子どもの頃の夢のひとつに、漫画家になることがあった。理由は単純。いわゆる漫画家のイメージ、ベレー帽にペン姿が、なんだかカッコ良く思えただけのこと。落書きするのは得意で、授業中は教科書をノート代わりにして壮大なる冒険物語を展開していた(だから真面目に授業を受けなさい)。パラパラまんがはもちろんのこと、せっかくの教科書をドア型に破り、次のページに飛べる仕掛けを作ったりとか。ありゃ楽しかったですね♪

 まーでも自分に漫画の才能が無いと気がついたのは、中学生になってから。そもそも面白いストーリーを考えたり、コマ割りをしたりという基本的な作業が出来ない。それに加えて絵の下手さ。すっかり嫌になりペンを折った(大げさ)。とはいえ、一度は夢見た漫画家への道。あきらめきれず、地元紙K知新聞のまんが投稿欄に何度か出したりしてみた。結果?当然全て落選ですよアハハハハ(泣)。なんで自分のが落ちて、これが入選?何が面白いんだかさっぱり分からん、などと他人の作品をおとしめたところで、自分の評価が上がるわけでもなし。けれど言わせてもらう。ちっとも面白さが分からない作品があるのは確かだ。

 断捨離のつもりで画材もほとんど処分したが、余裕ができたらまたまんがでも描いてみようかしらん。自分が楽しく描ければ、それでよしとしよう!



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