エピソード31:免許

  免許更新の時期が来た。こんなことでもめんどくさいと思うのは、うだるような暑さの時に行かなければならない夏生まれの宿命か?気候の良い時に生まれた人の方が、なんだか有利な気がする。例の誰でも人相が悪く撮れる謎の写真も、夏だと汗まみれで化粧ドロドロ、髪はべったり張り付いて、出来上がりはまるで妖怪オババ。ほんと、加工や修正ができないもんかね⁉︎

 それはさておき。私が運転免許を取ったのは30歳を過ぎてからと遅かった。大抵の人は高校や大学卒業のタイミングで取ると思う。なぜか運転に対してすこぶる恐怖心があり、「あたしゃ絶対免許は取らん。クルマは乗るものじゃなく乗せてもらうものだ!」と公言していたくらいだ。

 しかしさすがに高知で免許が無いのは不便ということで、やっとこ教習所に通うことにした。1回目はミッションで取ろうとしたが挫折(当然)。2回目にオートマに変えて、なんとか取った。重い腰を上げ、乏しいお小遣いをはたいて軽四を買ったのは、ペーパードライバー歴5年目の時。その頃父が大病をし、ドライバーがいなくなって切羽詰まったのも背中を押した。最初はお守りがわりに初心者マークを前後に2枚ずつ貼っていた。これで皆避けてくれるだろう(おいおい)。

 一番嫌だったのは、お節介な家族を乗せるときまって『あー自転車!』『ほらほら信号見て!』『ちょっと!人来ゆうで!』『わぁ、当たる当たる!』などとやかましく言われることだった。そんなこと、こっちは百も二百も承知なんだが(怒)。

 紆余曲折を経て、なんとかゴールド免許で今まで続いている。愛車の左側はキズ&ヘコミだらけ。うん、努力の証♪(←よく事故にならなかったものだ・滝汗)



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