エピソード25:婚活

  人生の折り返し地点を過ぎて今だに独身のこのワタシ。はい、もれなく貰い手がいませんでした(高笑い後大泣き)。そんな自分でも、30歳くらいまでは少なからず紹介話があったもんで。…ま、結果はお察しの通り。お付き合いが続いてたら、今頃は何回バツやらマルやらがついてたことか。ある時は、ひとまわり年上の人を紹介された上に、当日相手がドタキャンするというアクシデントに見舞われた。寒空の中1時間待った哀れな私はどうすれば⁉︎またある時は、なんと親より年上の還暦を過ぎたおじさんを紹介され、自分の市場価値はこんなもんかとたいて憤慨した。まっこと人様からの紹介は当たりが無い(怒)。

 1番印象的だったのは、まあいろいろ伏せておくが、某企画で「おきゃく電車で恋しよ♡」みたいなイベントに参加した時のことだった。高知では、宴会のことを「おきゃく」という。以前書いたとさでんの中に、おきゃく電車と呼ばれる車両があるのだが、電車の中で飲む・食う・歌うができる画期的な(トンデモな?)シロモノで、年末などにたま~に見かけることがある。

 その電車を貸し切り、男女が交互に座って自己紹介カードを交換したり、ミニゲームをしたりするのだけれど。司会の方のやたら明るい声と、合コンの頭数合わせに来たような気まずい雰囲気の参加者とのギャップが激しくて、乗った瞬間降りたくなった。ただアルコールが入ってしまうと、そこは陽気な高知県民。それなりに楽しく(?)やり過ごし、なんと私がカップル成立の当事者(!)という結果になって解散したのだった。その後の展開?…展開すらしないまま(以下略)。結論、出会いのある人はどこでもあるし、無い人は何をやっても無い。うん、キッパリ。



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