エピソード23:私高公低

  「私高公低」という言葉を聞いたことがある人、いるんじゃないですか?高知県は都市部と同じように、私立校の方が公立校より偏差値が高い。だから中学受験が盛んだとか。もっとも、今は若干状況が違うようですが。

 つまらない受験の話はともかく。真面目を装って遊び呆けていた私は、学校なんて大キライだった。毎日遅刻寸前で教室に駆け込み、下校のチャイムと同時に教室を飛び出していた。今でも覚えているぞ、始業のメロディが「おお牧場はみどり」だったことを。それをいつも通学路で聞いていた(完全に遅刻)。授業中は格好の工作タイム♪割と手先が器用だったから、ミニチュアの人形やら豆本などをせっせと作っていた。ある時は工作用紙でティッシュボックスを作るのにハマり(意味不明)、うまくティッシュを引き上げるにはどうしたらいいか、なんて国語の時間中ずっと考えていた。おかげでティッシュボックスは会心の出来を見せ、避難訓練の時も持って逃げたくらい大切にしていた(真面目にやりなさい)。

 まあしかし、受験の波はのんきな私にも降りかかってくるワケで。昔は「荒れた学校」が社会問題になってたから、怖がりの私は『不良ばかりの公立はイヤだ』という理由だけで中学受験をした(動機が不純)。ところで、弟も市内中心部の某私立校に入学したのだが。入学式の挨拶で『向かいの学校(当時荒れてた公立中学)の生徒とは目を合わせないように』なんていうお達しがあったそうな。まるで相手は寒霞渓(注:小豆島の観光地)のサルである。教育者にあるまじき発言!何が「私高公低」なんだか(呆)。



コメント

このブログの人気の投稿

エピソード104:取材

エピソード99:県営渡船と御畳瀬の町

エピソード103:夢あれこれ